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<民法改正における債務引受、契約上の地位の移転>

 

1 債務引受

 

 

 

 

 

(1)債務引受は、債務の同一性を保ったまま契約によって債務を移転する制度であり、判例・学説においてその有効性が認められてきましたが、現行民法には、債務引受の要件・効果を定めた規定はありませんでした。そこで、改正民法においては、債務引受の要件・効果を定めた規定が新設されました。その基本的な内容は、従前の判例や解釈を明文化するものとなっています。

 

 

 

(2)併存的債務引受(改正民法470条?471条)

 

 

  併存的債務引受では、第三者(引受人)が債務を負担した後も元の債務者が引き続き債務を負担します。

 

 

  改正民法においては、併存的債務引受は、引受人と債権者又は債務者との契約によって成立すると定められています(470条2項、3項)。なお、引受人と債務者との契約によって成立する場合には、債権者が引受人に対して承諾をしたときに効力が生ずるものとされ、債権者の承諾が効力発生要件とされています。

 

 

  併存的債務引受における債務者の債務と引受人の債務は、連帯債務の関係となり、特別の合意がなければ、連帯債務に関する規定が準用されることになります(470条1項)。

 

 

  また、引受人は、併存的債務引受の効力発生時に債務者が主張することができた抗弁をもって債権者に対抗することができ、債務者が債権者に対して取消権又は解除権を有するときは、それによって債務者が債務を免れるべき限度において、引受人も自己の債務の履行を拒むことができるとされています(471条)。

 

 

 

(3)免責的債務引受(改正民法472条?472条の4)

 

 

  免責的債務引受では、引受人が債務を負担した後は元の債務者が債務を免れることになります。

 

 

  改正民法においては、免責的債務引受は、引受人と債権者との契約によってすることができ、債権者が債務者に契約の成立を通知したときに効力が生ずる(債務者への通知が効力発生要件、債務者の承諾は不要)とされています(472条2項)。

 

 

  また、免責的債務引受は、引受人と債務者との契約によってすることもできますが、この場合には、債権者の承諾が必要(債権者の承諾が契約成立要件)とされています(同条3項)。債務者の交代によって債権者が不利益を被るおそれがあるため、債権者の承諾なしには免責的債務引受が成立しないとされたものです。

 

 

  引受人は、免責的債務引受の効力発生時に債務者が主張することができた抗弁をもって債権者に対抗することができ、債務者が債権者に対して取消権又は解除権を有するときは、それによって債務者が債務を免れるべき限度において、引受人も自己の債務の履行を拒むことができるとされています(472条の2)。

 

 

  免責的債務引受においては、引受人は、原則として、債務者に対して求償権を取得しませんが(472条の3)、別途引受人と債務者との間で求償権を発生させる旨の合意をすることは可能です。

 

 

  免責的債務引受による担保の移転に関し、改正民法では、債権者は、債務者が負担していた債務の担保として設定された担保権及び保証について、予め又は同時に引受人に対して移転をさせる旨の意思表示をすることによって、引受人が負担する債務に移転することができるものとされました(472条の4)。但し、移転の対象となる担保又は保証を引受人以外の者が設定しているときは、その者の承諾を得なければならず、その承諾は書面又は電磁的記録によってしなければならないとされています。

 

 

 

 

 

 

2 契約上の地位の移転(改正民法539条の2)

 

 

 

 

 

  現行民法には、契約上の地位の移転に関する規定はありませんでしたが、判例・学説においてその有効性が広く認められてきたところであり、改正民法においてこれまでの解釈が明文化されました。

 

 

  改正民法において、契約上の地位の移転は、契約当事者の一方(譲渡人)と第三者(譲受人)との契約によってすることができ、契約の相手方が譲渡を承諾したときに契約上の地位が譲受人に移転するものと規定されました。

 

 

  契約上の地位が二重に譲渡された場合の対抗問題については、規定が設けられておらず、引き続き解釈に委ねられています。

 

 

  なお、不動産の賃貸人たる地位の移転に関しては、特則が設けられています(605条の2、3)。

 

 

 

 

(弁護士 61期 遠 藤 直 子)

更新日2018.12.15




秋と言えば食欲の秋であり,秋の味覚の一つと言えば,さつまいもである。

 

 

先日,妻の地元で産業祭が行われたので,家族で参加してきたのだが,そこの出店で販売していた「さつまいものフライ」が頗る美味かった。さつまいもをスティック状に切り,皮つきで素揚げして塩を振りかけただけのシンプルなものであったが,芋の甘みと塩分が絶妙なバランスであり,ほくほくとした食感が堪らず,食べ始めると止まらなかった。

 

 

芋の中でもじゃがいもは,ポテトフライ,ポテトサラダ,カレー,肉じゃがなど,食べる機会が多いが,さつまいもの場合,酒の原材料として大変お世話になっているものの,その物自体を食べる機会は正直少なかった。

 

 

調べてみると,さつまいもは,食物繊維以外にも栄養価が豊富なようなので,今後は,さつまいもを積極的に食べてみようと思い立ったのだが,果たしてどのような食べ方があるだろうか。じゃがいもと比べて,主食となるようなさつまいも料理があまり思い浮かばないが,考えてみたいと思う。

 

 

なお,家族で産業祭へ行った日,さつまいもを大量に摂取したせいなのか正確な原因はよく分からないが,帰宅後,体内からとある気体が多く排出された(※食事中の方は申し訳ありません。)。

 

 

平日や,休日でも人と会う日の場合,さつまいもの大量摂取は避けた方が良いと思った次第である。

 

 

 

更新日2018.11.15


食欲の秋

 

 

「おはぎ」の小豆餡やゴマ餡に包まれたモチモチとした感触が何とも言えず好きで,隣のビルのお弁当屋さんに足繁く買いに行ってはオヤツに食していたものだが,気立ての良い売り子さんがサヨナラも言ってくれずに辞めてしまってからはとんとご無沙汰しているところを見ると,私のおはぎ好きもそんなものかと思っていた矢先,近くの大型商業ビルに登場した「アップルパイ」なるものを,長蛇の列をかいくぐって手に入れたところ,その美味なること甚だしく,秘書の皆さんからも「先生,美味しかったです」「先生,美味しかったです」と絶賛で大層機嫌を良くしていたが,よく考えれば褒められているのはパイの方だと気がついた途端,なんだか「センセイ,マタ,カッテキテクダサイ」「センセイ,マタ,カッテキテクダサイ」と呪文のように聞こえ始めたのは寄る年波からくる空耳であろうかと思う次第で,何か「これ」という好物を,出かける先々で見つけて食べるのもなかなか楽しいことだと思い,そう言えばアイスクリームが好きと言っていた秘書さんが居たなと思い出しつつ,自分は他に何が好きなのだろうと考えてみれば,それは「メンチカツ」であり,そう言えばおはぎとメンチカツはフォルムが似ているからなと納得しつつ,銀座界隈においしいお店があると聞いたので一度は行ってみたいと思っているのだが,冬服を出したところがズボンのウエストが「縮んで」しまい,またお直しに出さなければならないことを考えれば,そんなことばかりもしていられないと思う晩秋である。

 

 

 

(特茶)

更新日2018.11.15

 


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