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「休日のバラエティ」

 

最近はテレビを見る機会もめっきり減ったが,土曜日の夜に放映されている「ジョブチューン」は結構面白いと思う。

 

 

 


ちょうどいい時間帯に放映されていることもあり,見たことがある人も多いと思うが,一応説明すると,番組コンセプトは,様々な職業のプロフェッショナルが自らの職業秘密をぶっちゃけるという独自のスタイルの新型職業情報バラエティのようである。そして,その中で,私が好きなコーナーは,「●●×一流職人シリーズ」である。

 

 

 


上記シリーズでは,例えば,ファミレス系であれば,「ジョナサン」「デニーズ」「ガスト」「サイゼリヤ」,回転寿司系であれば,「くら寿司」「スシロー」,焼き肉系であれば「安楽亭」など,庶民が一度は行ったことがある店舗の人気メニューを「?チャンピオン」「?コンテスト優勝」「?界の重鎮」といったよく分からないが凄そうな肩書の方々7名くらいが実際にメニューを食して評価し,多数決で合格と不合格を決めるのが通例である。

 

 

 


職人の評価は基本的に痛烈であり,各企業の商品開発部の方々が,判定する職人の傍らで,その合否に怯えているのが見どころの一つである。
 

 

 

 


最近では,セブンイレブンのスイーツシリーズの放映回が面白かった。セブンイレブンのスイーツは,私も結構よく食べるからだ(仕事中17時?18時ごろに,疲れてきて頭が回らない,しかし仕事を片付けたい,でもがっつり食べてしまうと夕飯が食べられない,というときに,つなぎのエネルギー摂取としてよく購入するのである)。

 

 

 


上記スイーツシリーズで職人の評価対象に挙がった10品目は概ね食べたことがあり,職人から辛辣の評価がされると,私の心情とセブンイレブンの食品開発部の担当者の反応とのシンクロ率は見事なものであった。

 

 

 


中でも,セブンイレブン売り上げナンバーワンを誇るという「濃厚バニラカスタードのシュークリーム(120円)」については,審査員からは,「カスタードの味がしない」「塩味が強すぎる」「そもそも出来立てでないと美味しくないんだから,消費者の手元に届くまでの時間も計算してほしい」など,好き放題言われて不合格を出されたときは,私も気に入ってよく食べているだけに悲しい気持ちになった。

 

 

 


というか,最後の指摘については,コンビニで販売するスイーツに,消費者の手元に届くまでの時間なんて計算できるはずがないというのが率直な感想である。大体いつ食べてもそれなりのクオリティであることが評価ポイントでしょう?

 

 

 


まぁ,最終的には不合格を出された商品についても,担当者がリベンジすべく,商品を見直すことを誓い,更なる進化が期待されるところや,そんな辛辣な職人達が合格を出した商品はさぞ美味しいのだろうと興味をもてるなど,いい点もある。

 

 

 


ただ,私的には,そんな辛辣な職人たちが合格を出したスイーツよりも,こんな辛辣なことをいう職人のお店はどこにあって,どんなものを出しているの?という方に興味が沸いてしまい,インターネットで出店店舗を検索し,密かに行きたいリストに追加したりする楽しみ方もしている。

 

 

 


こうしてみると,この番組,損している人が実はいないのでは?と思ったりもする。職人たちも色々考えて,多角的な視点から厳しいことをいってるんでしょうね(違うか)。

 

 

 


(完全合格は金のワッフルコーンです)

更新日2019.10.28



 


遥か昔の思い出


今から遡ること数十年前、筆者がまだ大学の2年生の時の思い出話です。

 

 

部活動の先輩から紹介されて、衆議院議員選挙の応援アルバイトのために、ある地方に行きました。私にとって、選挙運動の応援アルバイトは初めてのことでしたし、それまで2週間以上も学校を休んで泊まり込みのアルバイトをした経験もありませんでした。

 

 

しかし、今から考えると、3食付き・宿泊所付きで比較的高額(?)なアルバイト代をもらえることが魅力的だったのでしょう。喜んで選挙事務所に出向きました。

 

 

現地で言われた仕事の内容は、午前8時から午後8時(?)まで選挙カーに乗り込んで、選挙区中を走り回って、候補者名を連呼し、ときには、同乗している候補者の指示に従って候補者の地元に対する利益誘導実績をマイクを通して告げて回るだけでした。まさに、長時間労働で肉体的にはくたくたになりながら、知的には何ら得るものはありませんでした。

 

 

アルバイト仲間は早稲田の4年生と信州大学の4年生の学生2名で、その他には候補者の関係する会社からの応援部隊(バスガイド数名、運転手数名)が一緒に仕事していました。

 

 

本業ともいうべきアルバイトからはこれといった得るものはありませんでしたが、アルバイトの学生2名や応援部隊の人たちとはその後も長い間付き合い続けており、時折、私の人生に変わった彩をあたえて楽しませてくれることがあります。

 

 

 

 

 
このアルバイトに関連して

 

 

 

1、    当該選挙の投票日(1963年11月22日)は、疲れて昼頃まで寝込んでいたところ、誰かに無理やり起こされて「ジョン・F・ケネデイーが暗殺された。今、テレビで宇宙中継をしているから見ろ」言われたことを、今でも鮮明に覚えている。

 

 

衝撃な事件であったが、日米中継のテレビ放送もその時が初めであった。

 

 

 

2、    これも投票日の夕方であったと思うが、「候補者は今回当選するかどうかわからない。万一落選したらすぐに警察が選挙違反の捜査に来るので、学生さんは早く逃げた方がよい」と言われて、アルバイト料だけを渡されて早々に宿泊所から追い出されてしまった。しかし、結果はトップ当選であった。後で、もしかしたらアルバイト学生を差配していた人物がアルバイト学生に事前に約束した「当選したら、○○温泉に連れていき芸者をあげて遊ばせてやる」という約束を反故にするための小細工であったのかもしれないと疑念を持ったものである。

 

 

 

3、候補者は、数年後に地盤を息子に譲って引退したが、息子さんは後々、総理大臣になった。

 

 

 

4、アルバイト期間中車で走り廻った地域はカラ松が紅葉して風光明媚な地域であったが、先の台風19号の豪雨によって大きな災害を与えってしまった。犠牲者に対して心からご冥福をお祈りするともに被害者の皆様にお見舞いを申しあげます。

 

 

 
ボヤキの多い年寄り

更新日2019.10.23
 


債権者代位権


1 債権者代位権とは

 

 

 

 

  債権者代位権とは、債務者が自らの権利を行使しないときに、債権者が(自らの債権の保全に必要な限度で)債務者に代わってその権利を行使する制度です。

 

 

  本来、権利を行使するか否かは権利者の自由ですが、たとえば権利を有するAがその行使をしないためにAの財産が減少し、これによりAが自らの債権者に対する債務の履行ができなくなるとなれば話は別で、Aの債権者の利益との調整が必要となります。

 

 

  そこで、Aの債権者には、民事執行法上、Aに対する債務名義(確定判決等)を取得した後、その強制執行としてAの権利を差し押さえ、Aに代わって権利を行使すること等により自らの債権を実現する、という選択肢が与えられています。もっとも、時間や費用等の問題により、これらの手続だけでは債権者の保護として不十分な場合もあり得ることから、現行民法は、その補完手段として、一定の要件の下で債権者代位権を認めているのです。

 

 

  改正民法は、従来の債権者代位権の要件や利害関係人との権利関係等につき、基本的には従来の判例法理に従って明確化を図るとともに、部分的に従来とは異なる規律を採用しました(以下、上記の例でAにあたる者を「債務者」、Aの債権者にあたる者を「債権者」といいます。)。

 

 

 

 

 

 

2 変更点

 

 

 

 

 (1) 行使の要件

 

 

 

  債権者代位権は、債権者の債務者に対する債権の期限が到来しない間は行使できないのが原則ですが、期限未到来の場合でも、従来、?被代位権利の保存行為(消滅時効の中断等)、?裁判上の代位、という2つの例外が認められていました。しかし、?については利用実績がほとんどなく、実務上、仮差押や仮処分といった代替手段が用いられる事例が大半であることから、改正民法は、?を廃止し、?のみを残しました(改正民法423条2項)。

 

 

 

 (2) 債務者の処分権限等

 

 

 

  従来、債権者が債務者に代わり被代位権利を行使した場合、非訟事件手続法や判例法理により、債務者の処分権限は制限されるとされていました。しかし、債務者の処分権限を奪うことまでは過剰であるという意見等を考慮して、改正民法は、債権者が被代位権利を行使した場合も、被代位権利について債務者自ら取立てその他の処分をすることは妨げられない、としました(改正民法423条の5。非訟事件手続法も同時改正。)。したがって、もし債権者が債務者による処分権限を制限したい場合には、民事保全手続(仮差押等)や強制執行手続(差押等)を利用する必要があります。

 

 

 

 (3) 訴訟を提起した場合の訴訟告知

 

 

 

  債権者が被代位権利の行使に係る訴訟を提起した場合、その結果が勝訴でも敗訴でも、判決の効力は訴訟の当事者ではない債務者に及ぶと解されていますが(民訴法115条1項2号参照)、利害関係人である債務者に訴訟告知することは債権者の義務ではなく、債務者が知らぬ間に訴訟が終結する可能性もありました。そこで、改正民法は、債務者にも訴訟に関与する機会を与えるという観点から、債権者の債務者に対する訴訟告知を義務化しました(改正民法423条の6)。

 

 

 

 

 

 

3 従来の規律の明文化

 

 

 

 

 (1) 債権者代位権は、本来的には、金銭債権を保全するための行使が想定されていましたが、判例上、非金銭債権を保全するために行使することが認められたケース(いわゆる転用型)も出てきました。そこで改正民法は、従来の判例法理により認められた転用型の最も代表的なケースとして、登記又は登録をしなければ権利の得喪及び変更を第三者に対抗することができない財産(不動産等)の譲受人は、譲渡人に対する登記(登録)請求権を保全するために、譲渡人の第三者に対する登記(登録)請求権を代位行使できる旨を例示的に明文化しました(改正民法423条の7。上記2?や?の新規律は転用型にも準用されます。)。なお、今回明文化が見送られたその他の転用型については、今後も改正民法423条1項の類推適用等により認められていくものと思われます。

 

 

 

 (2) このほか、紙幅の関係で割愛しますが、被代位権利が金銭の支払又は動産の引渡しを目的とするものであるときには、債権者は被代位権利の義務者に対し、自己に対する履行を求めることができること等、従来の判例法理が明文化されました(改正民法423条?同条の7)。

 

 

 

 

 

 

4 債権者代位権は、別稿で取り上げる詐害行為取消権と並んで、債務者の責任財産を保全する制度と位置付けられていますので、併せて制度の内容をご確認下さい。

 

 

 

(弁護士 59期 眞 鍋 洋 平)

更新日2019.10.23

 

 


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