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シーズン到来!


桜が散り始めたら,家庭菜園の季節の始まりです。

 

我が家の庭で始めた家庭菜園は,今年で2年目を迎えました。

 

駐車場1台強の限られたスペースですが,この広さでも色々と楽しめるものです。

 

 

 

 


1年目の去年は,インターネットで初心者に育てやすそうな野菜を調べ,

 

トマト,ピーマン,ナス,オクラ,シソ,それにいくつかのハーブを選んでみたのですが,

 

何の知識もなく,とりあえず植えたという感じで,失敗を重ねながら試行錯誤をする日々でした。苗の植え方,間引き,支柱立て,誘引,追肥,脇芽かき,病気対策などなど,失敗の都度対処法を調べ,その奥深い魅力にすっかりハマってしまいました。

 

 

 

 


2年目の今年は,家庭菜園の入門書を買って,早くから土作りをして,計画的に進めようと思っていたのですが,3月中はまだ寒いからと怠けてしまい,ようやく草引きを終えた程度。植え付け時期まであと1か月程しかありませんので,ここから頑張っていこうと思います。

 

 

 

 


今年は何を育てようかなと思い,先日,一緒に草引きをしていた2歳の息子に聞いてみたところ,

 

「ご飯と納豆。あと,マンゴー!」

 

と,いきなり無理難題を突き付けてきました。

 

子供のリクエストにはできるだけ応えてあげたいところですが,我が家の庭でご飯,納豆,マンゴーを作るのはどうしたって無理なので,今回のリクエストはスルーすることとして,今年は,去年豊作だったトマト,ピーマンに加え,リベンジのオクラ,それからサツマイモ,赤紫蘇などを植えてみようかなと思っています。

 

 

 

 


仕事ではパソコンとにらめっこしている時間が多いですが,

 

土の上に立ち,日光を浴び,自然の風に当たり,育っていく野菜をながめて「にんまり顔」になる。そんな時間も大切にしたいですね。

 

 

(KT)

更新日2018.4.3
 


最高の睡眠


  数年程度前から、健康に少し気を遣うようになり、食事や自律神経のバランスということを気にするようになってきた。しかし、睡眠については、どうしたら寝付きがよくなるかということを考える程度で、あまり重視はしてなかった。私が子供のころ、父親が「死んだらいくらでも眠れる」と言っていたことが影響しているかもしれない。
 

 

 

 

 

 

  睡眠については、色々研究がされているようであり、最近目にしたことのさわりをかいつまんでご紹介する。

 

 

  寝付きをよくしようという方向性は間違っていなかったようであるが、睡眠には、思っていた以上に種々の重要な役割があり、良い眠りをとることは、脳と体に休息を与える以外にも、記憶を整理して定着させたり、自律神経のバランスを整えたり、生活習慣病の改善につながったり、グロースホルモン(子供の成長に関わっているが、量は減るものの老人になっても分泌され、細胞の成長や新陳代謝促進、皮膚の柔軟性アップや、アンチエイジングの役割も果たすとのこと)を分泌させたり、免疫力を上げたり、脳の老廃物を除去して脳のコンディションを整える等の効用があるそうである。
 

 

 

 

 

 

  逆に睡眠が足りていない状態を睡眠負債と言い、睡眠負債がたまると日中の行動に大きな影響があり、一見、普通に起きている人でも、実はすべての機能が正常に働いていないこともある。例えば、起き続けているつもりでも、1秒足らずないし10秒程度のマイクロスリープ(瞬間的居眠り)を起こすこともある。ほんの数秒であるがゆえに本人も周りも気付かない点に大きな問題があり、車の運転中に生じたら飲酒運転以上に危険かもしれない。

 

 

  睡眠が足りているとは、もちろん時間も大事であり、ごくまれな短眠の遺伝子を持っている以外の普通の人は1日6時間以上の睡眠を確保するのがベストだが、たとえ1日6時間確保できなくても、質の良い睡眠をとるのが「ベターの睡眠」であり、量の確保より、質のよい眠りを確保することの方がより重要とのことである。

 

 

  そのために重要なのは、最初の90分をしっかり深く眠ることである。最初の90分間(第1周期)のノンレム睡眠は、睡眠全体のなかでもっとも深い眠りであり、第2周期以降の質は第1周期の質で決まると言われている。この「黄金の90分」をいかに深くするかが、最高の睡眠の鍵とのことである。
 

 

 

 

 

 

  深い眠りをとる方法の一つとして、サーカディアン・リズム(概日リズム・体内時計)に合うよう、就寝時間と起床時間(とりわけ就寝時間)を固定し、朝日を浴びて体内時計をリセットし、昼寝を30分以上とらないということも有効だが、それ以外に、スムーズに眠りの入り口へたどり着き、より深く眠れるスイッチとして「体温」と「脳」の2つのスイッチがある。
 

 

 

 

 

 

  「体温」のスイッチについては、覚醒時は深部体温が皮膚温度(手足の温度)より2度ほど高いが、健康な人は入眠前には手足が温かくなり、皮膚温度が上がって熱を放射し、深部体温を下げ、皮膚温度と深部体温の差が2度以下に縮まっている。このような状態を作って入眠し、黄金の90分間はしっかり体温を下げて眠りの質を上げ、朝が近付くにつれて体温が上昇し、覚醒していくように持って行く。

 

 

  具体的な方法としては、「入浴」がある。40度の普通のお湯のお風呂に15分入ると深部体温は約0.5度上がる。深部体温は一時的に上がると、上がった分だけ大きく下がろうとする。0.5度上がった深部体温が元に戻るまでの所要時間は約90分であり、入浴前よりさらに下がっていくのはそれからである。

 

 

  つまり、寝る90分前に、深部体温を0.5度程上げるような入浴を済ませ、分厚いガウンを着たりせず、発汗して手足から熱放散させれば、スムーズに入眠しやすくなる。靴下を履いたまま寝てしまうと、足からの熱放散が妨げられ、深部体温が下がりにくくなってしまう。

 

 

  忙しくて寝る90分前に入浴を済ませるなんて無理な場合は、深部体温が上がり過ぎないよう、ぬるい入浴かシャワーで済ませる等して調節する。
 

 

 

 

 

 

  次に、「脳」のスイッチについては、基本は、寝る前は何も考えないことである。無駄なことを考えずにスイッチオフで眠るということである。

 

 

  ハイウェーで運転中に眠くなる原因の一つは、風景が変わらないことである。

 

 

  単調な状態だと頭を使わないから、脳は考えることをやめ、退屈して眠くなる。このようにモノトナス(単調な状態)にすることが眠るための脳のスイッチである。

 

 

  具体的には、「いつものパターン」を好む脳の性質を利用すれば、いつもどおりのベッド・布団で、いつもどおりの時間に、いつも通りのパジャマを着て、いつもどおりの照明と室温で寝る。

 

 

  入眠前に音楽を聴くのが習慣になっているなら、いつもと同じ単調な曲。本を読んだり、テレビを見たりするのが習慣になっている人は、刺激が少なく退屈なものにすべきである。スマホは、ゲームや検索やメールチェック等ができてしまい交感神経活動を上げてしまう可能性があるので、避けた方がよい。

 

 

  ストレッチもあまり真剣にやりすぎると脳が能動的に活動し、眠りを遠ざける要因になってしまう。
 

 

 

 

 

 

  以上は、ほんのさわりに過ぎず、知らなかったが睡眠についての研究は進んでいるようである。覚醒時のパフォーマンスを上げ、よりよい日常生活を送るためには、よい睡眠をとることが重要であることを認識するに至った次第である。

 

 

(それでも夜更かし)

更新日2018.3.29


改正民法に関する記事の掲載に当たって・・・債権の譲渡制限特約の例


1 改正民法の成立

 

 

 

 

 

  平成29年5月26日、民法のうち債権に関する領域を改正する「民法の一部を改正する法律」が成立し、同年6月2日に公布されました(ちなみに、債券は人に対する請求権であり、物に対する支配権である物権と対比されます。)3年を超えない範囲内の日(本稿執筆時点では未定)から施行されます。

 


  改正民法が企業に及ぼす影響について、「どう変わるのか?」「何をすればいいのか?」「契約書を見直すべきか?」等々の疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。確かに、改正民法に関する書籍が続々と出版され、インターネットにも様々な記事が掲載されている様子を見ると、「自社の業務に大きな影響が出るのではないか」と、漠然と不安になるのも無理はありません。

 

 

  もっとも、法改正の正確な趣旨を理解するには、立案担当者による公式解説を確認することが最も確実ですが、改正民法に関し、本稿執筆の時点ではそのような解説書は刊行されていません。

 

 

  オフィシャルな書籍の出版やその他の広報活動は、今後行われるものと見込まれますので、現時点では、そのような公的な情報発信に留意しながら、巷間にあふれる情報の多さに惑わされたり、過剰反応したりすることなく、着実に情報を収集するのがよいでしょう(例えば、手始めとして、情報量の少ない「薄い」書籍を購入し、目次から自社の業務に関係しそうな箇所を選び、読んでみてはいかがでしょうか。)。

 

 

  小野総合通信も、今後、改正民法に関する記事を掲載していきますので、皆様の情報収集の一助としていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 


2 ルール変更の例・・・債権の譲渡制限特約

 

 

 

 

 

(1) さて、今回の法改正は、最高裁判所の判例を条文に明記するものが多く、法律実務は大幅には変わらないということは、よくいわれるところです。一方で、改正民法は、これまでのルールを変更したり、従前にはなかった制度を新たに導入したりする内容を含むことも事実です。

 

 

  以下では、ルールの変更・新設の一例として、金銭債権の譲渡を禁止したり、制限したりする合意(特約)の効力について、簡単にご説明します(なお、金融機関に対する預貯金債権には、今後も(2)で述べる従前の制度が適用され、(3)のルール変更は行われません。)。

 

 

 

 

 

(2) 例えば、中小企業Aが、大企業又は官公庁であるBから業務を受託し、その業務委託契約書の中に、「A又はBは、相手方の承諾がない限り、本契約により生じた自己の権利を第三者に譲渡してはならない。」という、いわゆる債権の譲渡制限特約があったとします。Aは受託業務を終わらせ、Bに報酬を請求できることになりましたが、その権利を早く現金化したいと考えたAは、譲渡制限特約にもかかわらず、Bに無断で、Bに対する報酬債権をCに譲渡しました。

 

 

  改正前の民法では、AからCへの債権譲渡は、AB間の譲渡制限特約に反し、無効であるとされていました。よって、債権譲渡後も、Bに対する報酬債権の債権者は、CではなくAであることになります。ただし、Cが、AB間の譲渡制限特約を知らず、かつ知らないことに重大な過失がない場合は、BはCに対し債権譲渡の無効を主張できない、というのがルールでした。

 

 

  このように、譲渡制限特約に反するAC間の債権譲渡は無効となるため、Aとしては、本来、Cへの債権譲渡について事前にBから承諾を得たいところです。しかし、Aより強い立場のBは、承諾を拒む可能性が高いばかりか、そのような承諾を求めてくるAの信用状態を不安に思い、Aとの取引を打ち切ってしまうかもしれません。

 

 

 

 

(3) 上記のとおり、譲渡制限特約をめぐる従前のルールは、特に中小企業にとって、債権譲渡による資金調達を困難にしているとの指摘がありました。そこで、今般の改正では、譲渡制限特約に反する債権譲渡の効力を、改正前の無効から有効へと転換することにしました。

 

 

  これにより、AからCの債権譲渡は、AB間に譲渡制限特約があったとしても有効であり、Bに対する報酬請求権の債権者はAではなくCであることになりますが、Bにとっては、自分の知らないうちに債権者が変わってしまうため、Bの利益を保護する必要があります。

 

 

  そこで、改正民法の下では、CがAB間の譲渡制限特約について悪意、つまり特約を知っていたか、又は重大な過失によって知らなかった場合、Bは、債権者となったCに対し、報酬の支払を拒絶できるほか、債権者ではなくなったはずのAに報酬を支払って、その事実をCに主張できることになりました(もっとも、Bは、AC間の債権譲渡を承諾し、Cに支払うことも可能です。)。

 

 

  ところが、そのようにしただけでは、CがAB間の譲渡制限特約について悪意・重過失の場合、CはBに報酬を請求しても拒絶されてしまい、また、Aも、既に債権者ではないため、Bに請求することができません。そのため、Bが自発的に支払わなければ、Bに対しては、AもCも報酬の支払を請求できない状態となってしまいます。

 

 

  この状態を解消するため、改正民法は、Bが報酬を支払わない場合、Cが、相当の期間を定めて、Bに対し「Aに支払うように」と催告し、その期間内にBが支払わないときは、Bは、もはや譲渡制限特約を理由に悪意・重過失のCの請求を拒めず、Cに支払わなければならないという制度を新たに設けました。

 

 

 

 

(4) 以上、改正民法により債権の譲渡制限特約の効力がどう変わるかを概観しましたが、債権譲渡に関しては、その他にも従前のルールの明確化や変更がなされています。

 

 

  これらの点については、既に50号の眞鍋弁護士の記事があるほか、今後も新たに記事が執筆されるものと思われますので、そちらをご参照ください。

 

 

 

(パートナー 弁護士 松田 竜太)

更新日2018.3.20


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