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小野総合法律事務所

「合同ハイキング」

 

「合同ハイキング」というものをご存知だろうか。

 

 

私の父が若い頃に流行ったという、年頃の男女が一緒にハイキングに出かけるイベントのことだ。

 

 

私の大学の同期にも「合ハイ」で知り合った女の子と結婚したのがいるが、それはさておき。

 

 

 

 

 

 

そのせいなのか、私の父は山好きである。

 

 

私が生まれたその瞬間もどこかの山に登っていたと聞いている。

 

 

今でも実家の本棚には「西穂高」とタイトルがついた巨大なグラフィック本が置かれており、かなりの存在感を放っている。

 

 

なお、当然横倒しだ(大きすぎて縦に置けない)。

 

 

「山の花と植物」などという図鑑も並んでおり、そういえば家の庭に植えるものを買ってくるのは父親だった。

 

 

 

 

 

 

父は転勤族で、単身赴任が多かったこともあり、私の兄弟はどれも父に懐いていたとはいいがたい。

 

 

しかし、きちんと影響は受けていたようで、一番上の兄は絶景写真を撮るために学生時代は国内を巡り歩き、社会人となった今では休みのたびに海外に出かけている。

 

 

姉は姉で端的にいうと石(鉱物)オタクだ。

 

 

 

 

 

 

他方で、私自身はほとんど山にも自然にも関心を持たずに生きてきた。

 

 

これまで登った山といえば、小学校の頃の遠足やらなんやらで行った高尾山か(なぜか「孝男さん」と一発変換されたことは誰にも言わないでおこう)、司法試験の合格発表3日前に登った富士山程度である。

 

 

実家で横倒しになっている「西穂高」を目にしても、引っ張り出してみようと思ったことは一度もない。

 

 

祖母に花の名前を教えられても3日経てば忘れてしまうし、植物図鑑を手に取った記憶もない。

 

 

 

 

 

 

しかし、社会人になってからというもの、運動不足をどうにかしなければならない、と思い立ち、昔から日本史好きだったこともあって、山城はいくつか行っている。

 

 

春日山城、村上城、金山城、二俣城、七尾城、小谷城、観音寺城、竹田城、岡豊城…。

 

 

この辺りは車である程度まで進むことができ、スニーカーでちょっと頑張って登れば主要なところは押さえられる。

 

 

ただ、最近はスニーカーに肩掛けカバンでは対応できない城が出てきた。

 

 

軽い気持ちで行った平林城(村上城の側にある、新潟県の城)や大野城(大宰府の近くにある、福岡県の城)がそれだ。

 

 

駐車場に車を止めて城と思しき方に向かうと、道への入り口に、登山計画書を入れる箱が置いてあったり、「登山道」と彫られた柱が立っている。

 

 

どうやらここを乗り越えてさらに山城のレパートリーを増やすには、もはや「登山」と呼べる装備で行かなければならないようだ。

 

 

 

 

 

 

結局私も父と同じ方向に進まなければならないのか。

 

 

そもそも山城のレパートリーを増やしたいという方向が間違っているのではないのか。

 

 

悩みながら既に山登り雑誌を2冊買ってウキウキしている次第である。

 

 

来年の目標は山(城を含む)に6つ登ることにしようかと思っている。

 

 

 

北陸新幹線から見える立山が綺麗 

更新日2017.12.18


僕をスキーに連れてって

 

  いよいよ本格的な冬も到来し,北海道や東北などでは雪の予報がなされるようになりました。私は九州の出身なので,生まれてこの方40数年間,ウィンタースポーツには無縁でしたが,冬のオリンピックを見たこともあってか,昨年,ふとスキーに行ってみようと思い立ちました。私の急な思いつきに気の進まない4歳の息子を引き連れ,雪遊びができるからとなだめつつ,人生2度目のスキーに出かけました(ちなみに初めてスキーをしたのは高校生の修学旅行です。)。

 

 

 

 

 

  案の定,息子はスキーには眼中にはなかったものの,雪遊びには興じてくれ,これはこれで良かったのですが,折角お金と時間をかけて出かけているのにもったいないと思い,息子に,インストラクターにマンツーマンで教えてもらうので始めてみないかと勧めたところ,渋々了承してくれました。その年,3回目のスキーで,3月上旬,スキーシーズンも終わりを迎えるころでした。

 

 

 

 

 

  ところが,インストラクターが若くて優しい女性であったからか,息子にスキーが合っていたのか,ものの30分もしないうちに,ボーゲンの形ではあるものの滑る停まるができるようになってしまいました。息子は,これに気をよくしたのか,その日は一日中滑り続け,あっという間にスキーを好きになってしまったようでした。

 

 

 

 

 

  それからというもの,休みのたびに何処に行きたいかを聞くと季節を問わず,スキーに行きたいというようになり,今年の1月に行った際などは,手袋も凍り付くような極寒の状況でも,インストラクター(このときはベテランの男性でしたが)の教えを聞いて,レッスン後も自主練習するなどの熱心さで,前身汗だくで滑り続け,こちらが驚くくらい没頭しておりました。

 

 

 

 

 

  今シーズンになってもスキー熱は覚めやらぬようで,テレビCMでスキーの映像が流れるたびに,スキーに連れて行くことをせがまれていますが,実は,私自身は,自分のスキー技術が未熟すぎで全く上手くないこともあり,年々気乗りしなくなっていることも事実なのです。とはいえ,変に焚きつけてしまった責任は取らないといけません。そうなると,私ももっと練習して上手くなるより外にありませんが,ここは雪国ではないので,いかんせん,スキーは時間とお金がかかってしまうのだよ,息子よ・・・

 

 

 

 

 

  JR東日本では,沿線にスキー場を抱えていることもあり,毎年のCMも力が入っています。今年はなんと,あの原田知世の「私をスキーに連れてって」を利用したCMです。原田知世ファンとしては,知世さんにそう言われれば,息子であろうと連れて行かなければならないと何故か思ってしまうのは不思議なところです。今年も息子をスキーに連れて行こう。

 

 

 

(新幹線で行きます)

更新日2017.12.18


満年齢の数え方

 

 1 設問

 

 

 

  離婚する際に未成年の子の養育費の支払について定める場合、その終期については、例えば「満20歳に達する日の属する月まで」というような定め方をすることがあります。

 

 

  このように定めた場合、平成8年8月1日生まれの子は、何年何月まで養育費が支払われるのでしょうか。満20歳の誕生日は平成28年8月1日なので、平成28年8月まで支払われるようにも思われますが、そうではありません。

 

 

 

 

 

2 期間計算の原則(初日不算入の原則)

 

 

 

  期間を時間によって定めたときは、即時から起算しますが(民法第139条)、期間を日、週、月又は年によって定めたときは、(その期間が午前0時から始まるときを除き)期間の初日は算入しません(民法第140条)。

 

 

  例えば、借地契約の期間について、30年以上とするには、初日不算入のため、「平成元年4月1日から平成31年3月31日まで」では1日足りません。

 

 

  かつて、旧借地法においては、非堅固建物所有目的の借地契約の期間は30年(ただし建物が朽廃すればそれにより終了する)とするが、契約をもって20年以上の存続期間を定めたときはその期間となる旨定めていました(旧借地法第2条)。そこで、20年よりも短い期間(例えば「3年」等)を定めてしまうと、これを定めなかったものとみなされます(最高裁判所昭和44年11月26日判決・民集23巻11号2221頁)。この期間を「昭和36年1月8日から昭和56年1月7日まで」と定めた借地契約の条項について、20年に1日足りなかったことから、20年の期間を定めたものとして有効か、それともこれを定めなかったものとみなされるかが最高裁判所まで争われた例もあります(最高裁判所昭和57年2月4日判決・判例タイムズ467号91頁)。

 

 

 

 

 

3 年齢計算についての例外(初日算入)

 

 

 

  満年齢については、「年齢計算ニ関スル法律」により例外的な取扱いが定められ、出生の日より起算することとされます(同法第1項)。

 

 

  そこで、設問の平成8年8月1日生まれの子は、平成8年8月1日から起算され、満20歳になるのは、そこから20年間、すなわち、平成28年7月31日の満了時(午後12時)であり、したがって、その子が「満20歳に達する日」とは平成28年7月31日(誕生日の前日)となり、その日が属する月とは「平成28年7月」となります。よって、設問の答えは、養育費が支払われるのは平成28年7月までであり、同年8月は支払われないことになります。

 

 

 

 

 

4 その他の例その1(小学校に入学する年)

 

 

 

  このように年をとる日が誕生日当日ではなく、その前日であることから、例えば、4月1日生まれの子はいわゆる「早生まれ」となり、同じ年の1月から3月に生まれた子と一緒に、満6歳になる誕生日と同じ年の4月に小学校に入学することになります。1日遅い4月2日生まれの子は、その翌年4月の入学となります。

 

 

  これは、学校教育法第17条で「保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以降における最初の学年の初めから、・・・これを小学校・・・に就学させる義務を負う。」と規定され、小学校の学年は4月1日に始まるので(同法施行規則第59条)、4月1日生まれの子は3月31日に満6歳になり、その翌日がその「翌日以降における最初の学年の初め」となりますが、4月2日生まれの子は4月1日に満6歳になるので、その翌年の4月1日がその「翌日以降における最初の学年の初め」となるからです。

 

 

 

 

 

5 その他の例その2(選挙権)

 

 

 

  また、選挙投票日の翌日に満18歳の誕生日を迎える人は、その選挙の選挙権を有することになります。

 

 

  これは、公職選挙法第9条第1項等に「満十八年以上の者」は〇〇の選挙権を有すると規定され、被選挙権について年齢は選挙の「期日」により算定すると規定する同法第10条2項は選挙権についても類推適用すべきとされ、よって、選挙権を有するのは満18歳に達した日を含むと解され、その翌日に満18歳の誕生日を迎える人を含むと解されるからです(大阪高等裁判所昭和54年11月22日判決・判例タイムズ407号118頁)。

 

 

 

 

 

6 期間や年齢の数え方について、日常的な感覚と必ずしも一致しない場合もあります。この点に限らず、契約等で条項を定めたり、定められたものを解釈したりする場合等は、不安があれば専門家に相談するのが堅実です。

 

 

 

(パートナー弁護士 芳 村 則 起)

更新日2017.12.18

 

 

 


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